介護や子育て支援等の活動に取り組む民間団体（NPO法人、社会福祉法人等）によって行われる、他団体との連携やネットワークを通じた、地域共生社会の実現に向けた活動に対して、独立行政法人福祉医療機構が活動に必要な経費を助成するものです。

ＷＡＭ助成（社会福祉振興助成事業）Webサイト

今回、私たちが取り組むプロジェクトは「半径1.5キロで脱ワンオペ育児　ひとり親家庭への子育て支援」。a littleでは、家事サポート利用家庭が地域とつながりを持てるような場づくりや、サポート利用者も後にボランティア活動を通じてサポートする側になれるような場づくりを行ってきました。その中で見えてきたのが、西宮でのワンオペ育児の実態と、ワンオペ状態にある人々をサポートするために必要な半径1.5キロ圏内の継続的なつながりです。しかし、これまでは、深刻な孤立状態にあると考えられるひとり親家庭とのつながりを持てずにいました。

活動を通じて、少しばかり西宮のひとり親家庭に必要な支援は何か、a littleとしてどのようなことができるのかが見えてきました。a littleだけではお手伝いできないこともありました。西宮・阪神間の団体・企業・個人、そして行政と力を合わせて、ひとり親家庭を支えてく必要があると実感しました。ひとり親家庭の大人と子どもが自分達だけでしんどさを抱え込まないでよい環境づくりを整え、親子にとって日々の暮らしが喜びと自信につながるような活動にしていきたいと思っています。

ひとり親家庭への家事サポートをモニター実施します

地域で孤立しがちな、ひとり親家庭を対象に、a littleが実施する家事サポート（料理作り・掃除・片付け・子どもの世話・病院の付き添い等）の無料モニターを募集し、利用しやすい家事サポートやアクセスの方法を聞き取り、ひとり親家庭が継続的に地域でつながりをもてる体制を構築していきます。

ひとり親家庭へのサポートができる運営体制を作っていきます

ひとり親家庭への家事サポート運営体制づくり

チームでひとり親を支えてられるよう運営体制を整えます。また、サポーター（SPさん）が活動に参加しやすい仕組みを整え、継続的にSPさんの募集をします。

ひとり親支援に関するボランティア研修

家事サポートに担い手となるサポーター（SPさん）がひとり親家庭と地域をつなぐパイプになれるよう、各方面の専門家に研修を行ってもらいます。また、SPさんが気持ちを抱えすぎないようグループでフェミニストカウンセリングを定期的に受けます。

西宮で、子育て支援のため定期的に情報交換ができるプラットフォームを構築します

ひとり親家庭が利用しやすい支援を実現するため、西宮を中心に活動している子どもに関係する団体や個人、女性の支援をしている方々との情報交換、連携を図っていきます。

地域地位連携会議の開催

コープこうべ、西宮市社会福祉協議会、子育てコンシェルジュ、行政や個人で活動する方々との情報交換
行政や個人で活動する方々との情報交換をしながら、具体的な支援の方法を見つけていきます。