7/22(月)地域子育てサポーター養成連続講座③
産前産後の女性の心の変化
を開催しました。
講師の藤澤真莉さんは、大阪鶴見区でふじさわマターナルカウンセリングルームを開設されている臨床心理士さんです。
女性の主体的な生き方と、幸せな家族づくりのために、産前産後のさまざまな相談にのっています。
今回の講座はまず、産前産後の女性のメンタルヘルスの現状からお聞きしました。
産後うつと診断を受けていなくても、70%の女性は産後うつを自覚しているということ
また近年、妊産婦の自死の数が明らかになり、医療技術をあげても防げていない死がある事実に産婦人科医たちに衝撃が走ったということ
そんなお話を聞きながら、産前産後の女性に関わる私たちにできることに話がうつります。
臨床心理士のカウンセリングの様子をスタッフ相手のデモンストレーションで見せてもらい、
気づいたことを隣の人と話してみます。
困っていることはなにかを聞くための質問、
関係性を作ることを第一に、アドバイスしないこと
言語だけでなく、非言語コミュニケーション(あいづちや、表情、しぐさ)にも気を配られていること、
いろんな気づきがありました。
最後は二人一組でそれぞれに最近心を動かされたことを話しました。
実際の経験から、悲しい、つらい体験を聞くときに自分の感情もひっぱられやすいと自覚していましたので、
状況を分解し、客観的に、距離を置いて聞くことを意識しました。
産前産後に関わらず、私たちは誰かの相談に乗ることがありますし、
自分自身も落ち込んだり悩んだりします。
その時にどう話を聞いたらいいのか、
自分自身もどう向き合うか、などを考える時間になりました。
そして、産前産後はとにかく誰かの手を借りて!
手を差し伸べて!
社会で子育てしようとの気持ちを強く持ちました(^^)
(kyoko)