【講座報告】地域子育てサポーター養成講座第2回 産前産後の女性の心の変化

6月26日㈮
臨床心理士の藤澤真莉さんにお話しいただきました。

参加者のアンケートの中で、講座で印象に残った言葉として最もよくあがっていたのは「情動調律」でした。


産後の女性は、赤ちゃんの情動に合わせ、声色や表情をまねて応答しています。
これが24時間続くというのはとてもしんどい仕事で、
その女性こそが情動調律してもらうことを切に求めている、
というお話に私も大きく頷いていました。

参加者同士、小グループで話したり、考えをシェアするワークの時間もありました。


地域子育てサポーター養成講座は10回ありますが(単発受講も可能です!)、
講座をとおして、参加者の方には
「地域子育てサポーターってなんだろう?」
と考える時間になってほしいと考えています。
藤澤さんも、終わりのワークの中で参加者さんに問いかけ、たくさんのサポーター像が浮かび上がってきました。
紹介しますね。

・気軽に相談できる
・あたたかい
・手伝ってくれる
・話を聞いてくれる
・近所の親戚みたい
・育児の先輩
・困ったときに頼れる
・一緒に見守る
・本人の本来の力を引き出す
・助け合い、お互い様
・自分が助けてあげるだけでなく、下からひとりで支えるだけでない
・苦労した人
・訓練研修うけたプロ
・痛みのわかる人
・芯が強い人
・知識必要だけど専門家でなくてよい
・口が硬い人
・人間が好きな人
・SOSをだしやすい
・余裕があって相手の情動にあわせられる
・自分の守備範囲を知っている
・また会いたいと思える
・相手の表情の変化に敏感
・地域のつながり
・共同養育
・悩みの共有
・子育ての応援団
・共感力の高い人
・つかれたとき、困った時の相談窓口
・ちょっとしんどいなって時にぽろっとでた言葉をひろってプロにつなぐ
・寄り添う
・親しみやすい
・子どもを一緒にみてくれる

たくさん上がりました。

講師の藤澤さんのイメージは
「みかんのネット」だそうです。
みんなが手足をつなぎあい、みんながこぼれおちないイメージ。
a little の掲げる「1.5キロの助け合い」も
地域にサポーターが増えていって、
みかんのネットのようになるイメージとして浮かび上がりました。

次回は7/15㈬10:30-12:00
「産前産後の行政サービスとa little の家事サポート」です。
(講師:a little 坂本恭子)
西宮市の産前産後のサービスを受けたことがなくても、周りの妊婦さんに勧められるようになる!という目標でお伝えします^^
他市からも参加される方をお聞きしていますので、
他市のサービスなどを調べて比べたりもしてみたいと思っています。
a little の家事サポートの様子もご覧ください。
産前産後に
「助けを求める⇔助けに応える」
という経験を積み重ねると、一生を通じての助け合いにつながると考えています。
その活動に関心をもってくださると嬉しいです。

お申込みはこちらです
https://forms.gle/i984WdW6yRChRuv76

(kyoko)