11月5日に、ヤングケアラーをテーマに地域共生連携会議を開催。
ゲスト講師に朝田健太さんをお迎えしご講演いただき、
お話をうかがったあと質疑応答を行いました。
朝田さんは、元ヤングケアラーとして、
当事者団体ふうせんの会の共同代表をされています。
ヤングケアラーの定義は日本でははっきりしていませんが
以下の考えを示していただきました。
「家族にケアを要する人がいる場合に、大人が担うようなケア責任を引き受け、
家事や家族の世話、介護、感情面のサポートなどを行っている18歳未満の子ども」
(日本ケアラー連盟ヤングケアラープロジェクト)
日本では、中学生・高校生の4~5%程度存在すると言われています。
高校生であれば、クラスに20人に1人ぐらいとのこと。
ケアラーであることで、
学校生活への影響や
健康面での影響
友人関係での影響が出ることも言われています。
参加者のみなさんからの感想では、
初めて当事者の方のお話を聞いたという方が多く、また、困っている子がいることに気づいていきたいという声もありました。
a littleの活動の中でも
子ども達が「困っている」ということをキャッチできるようになりたいですし
安心して相談してもらえる関係性を作っていきたいと思います。
この会議では、意見交換や解決策を見つける時間は持てませんでしたが、
今後、地域の中で少しずつ課題を共有しながら、一緒に解決策を見つけられる土壌を作っていけたらと思っています。
(担当:大和)