2月14日(木)発達凸凹を知る講座を開催しました。
講師は臨床心理士の河西陽子さん。
臨床心理士としての視点と、保護者の視点からお話してくれました。
参加者の感想です。
発達凸凹とは?
地域子育てサポーター養成講座第7回「発達凸凹を知る講座」に参加しました。
「発達凸凹」という言葉をみなさんは聞いたことはありますか?
私は、一昨年初めて発達障害を「発達凸凹」ということを知りました。
その言葉には、講師の河西陽子さんが仰っていた
「誰でも発達にはばらつき・偏りがあり、障害になるかどうかは、日常生活に支障が出るかどうか」
という意味合いが込められています。
河西さんが分かりやすく教えて下さったのですが、
「例えば、車椅子の人が通る道が全てスロープであれば、障害も障害でなくなるように、環境を変えれば障害が障害でなくなる。」
だからこそ、発達のばらつきがあることを、「発達障害」ではなく「発達凸凹」と言います。
講座で、発達凸凹の種類や得意なこと・不得意なことを知れば知るほど、
程度の差はあれ自分自身や家族にも当てはまることがあると感じました。
子どもにも、私にも暮らしやすい工夫
私たちは耳からより、目からの情報の方が記憶に残りやすいため、
言葉で伝えるより、目で確かめられる工夫を紹介いただきました。
例えば、
*マグネットに学校に行く前にやることを書いてホワイトボードに貼り、できたことから裏返しにする
*カレンダーの今日の日にちに印をつけて、○日後を自分で数えて目視で確認できるようにする(例 発表会は、1,2…あと10日後だ。など)
*「タイムタイマー」アプリを使って、残り時間を色付けで表示させる
など。
子育てにすぐに役立つ工夫で、特に行事の朝はバタバタ&遅刻常習犯の我が家でも早速やってみようと思います。
そんな河西さんにとって、地域子育てサポーターとは
「市場のおばちゃん」。
お子さんが幼い頃、ちょっと悩みを話すと豊富な情報や経験を答えてくれた、
そんな身近な存在に助けられたそう。
それぞれが暮らしやすい環境を一緒に考え、地域に働きかけていく活動を今後もつづけていきたいと思います。
河西さん、お話を聞かせていただきありがとうございました。
(認定NPO法人ムラのミライ 山岡美翔)
参考図書です。