地域子育てサポーター養成連続講座①「わかりあう&助け合うコミュニケーション」開催しました。
この講座は、昨年度からジョンソン&ジョンソンの助成金を得て、認定NPO法人ムラのミライと一緒に作りあげています。
ムラのミライは長く発展途上国の支援をしてきた実績のあるNPOです。
お金やモノの支援ではなく、対話をとおして当事者が課題に気づき、解決方法を考える対話型ファシリテーションという手法で自立を支援しています。
ムラのミライは、この手法が子育て中の女性や助け合う関係づくりを模索している私たちにも役に立つのではないかと考え、助成金のプロジェクトの協働パートナーとしてa little を選んでくれました。
a little のメンバーは、何度かムラのミライのファシリテーション講座を受講しました。その過程で、家事サポートやa little のつどい場、また友人や家族とのやりとりにおいて、目に見える変化がありました。
そして、この手法がコミュニケーションや信頼関係づくりに役立つと確信し、講座を開催するまでになりました。
この手法のポイントは、1対1のコミュニケーションにおいて、相手の自己肯定感をあげるということです。
親しくなりたいと思っている相手と会話をしていて、自分の思っていることがうまく言葉にならず、あとから「ああ、こういえばよかった」と自己嫌悪に陥る、そういった経験はありませんか?
対話型ファシリテーションでは、相手が答えやすい(考えるのではなく、思い出す)質問をし、それに答えます。
質問する側は頭を使いますが、話す側は思い出すだけでよく、自分の言葉で答えることを繰り返すうちに、自分に自信をもてるようになります。
また、そういった会話ができた相手とは信頼関係が深まります。
私はa little の活動をはじめたころ、目の前にいる人のしんどさを聞きださないといけないのではないか、それがa little なのではないか、と気張っていました。
対話型ファシリテーションを学んでからは、相手が答えやすい質問をすること、簡単な質問をする、答える、その積み重ねが信頼関係をつくるということがわかり、少し肩の荷をおろすことができました。
家庭でも、特に子ども達との会話が変わりました。自分の伝えたいことを伝えることにあせらず、娘のことを聞くことに意識するようになりました。
また、自分自身にも問いかけることで、自分の課題を言語化したり、a little の活動を言葉にする力がついてきました。
さてそんな対話型ファシリテーション。わかっていてもいつもうまくいくわけではありません。
何度も何度も練習が必要で、今日も初めての方から、何度目かの受講者の方まで20名ほどでペアになり練習しました。
アドバイスをするのではなく、自分で課題に気付くその手法に多くの方が驚きの感想を書いてくれていました。
来週は助産師 森田輝さんの「産前産後ケアと赤ちゃんの発達講座」です。
【申込み】https://forms.gle/5xEwNSeMNoJWcbmaA
日時:2020/2/14(金) 10-12時
場所: 西宮市男女共同参画センターウェーブ 411
☆託児の受付は終了いたしました。
☆第2回講座終了後、参加者対象のランチ会を開催します。ご興味あるかたはお問い合わせください。
(kyoko)