西宮の石井市長と意見交換会をしてきました!

【西宮市長との意見交換会】の報告
2/13(木)16:00~16:40@a littleメンバー

社会現象となっている産後うつ、児童虐待などは国の施策のなかでも重要施策です。2019年12月には「母子保健法の一部改正する法律」が公布され、産前産後と切れ目にない支援を地方自治体でもすすめなければならなくなっています。

・核家族化がすすみ、産前産後と助けてくれる身内が近くに居ない
・結婚を機に転居してきて知り合いがいない
・妊娠するまで自宅と会社の往復で地域資源を知らない
・女性の社会活躍が求められているにも関わらず、仕事と子育てを両立し、ゆとりを持って生活するための整備が整っていない
結果、産褥期を養生できず、傷ついた身体を癒せないままに孤独な子育てに突入します。
産後うつ、児童虐待は個人のせいではありません。
助けてくれる人=制度があれば、防げるものです。

市長選挙のときにネオボラを導入する!→https://www.facebook.com/toshiro141/videos/699944830396363/
と話していた石井市長ですが、その後どのように考えているのか?どんな施策を進めているのか?聞いてきました👂

a littleメンバー5人で訪問してきました

市長「市長になり、予算や配置などの現実を見て、思うように進めれていないというのが現実です。あのときの勢いかないなーと思われていると思います😅」
「母子手帳配布時の保健師の面談を100%にします」
「産後二週間健診の助成をはじめます」
「産後ケア事業を始めました」
とのことでした。
選挙時のアピールのためだけでなく、少しづつ進めてくれているようです。

ですが、西宮市では1つ1つのカードは少ないなりに揃いつつあっても、本当の切れ目ない支援=ネウボラには程遠く、残念ながらパッチワークにような状態です・・・

産前産後ケアのほとんどが自己申告制でサービスを受けれるのももっともしんどい妊産婦となっています

産院との連携は始まっているとはいっても特定妊婦の発見と連携に限ってです。もちろん特定妊婦の支援は必須ですが、すべての妊産婦がいつ何が起きるか分からないのです。

ストレスが重なったとき、人はつまづきます。そのタイミングは様々で、産前産後は本人の努力ではカバーできないことが起こります。しんどい時には誰かにSOSを出せなくなります。一見元気そうに見える人が次会った時には病院通いということをざんねんながらよくみかけます。その前に支援が入らないといけません。

ネウボラでは一人づつの妊産婦に担当が付き、妊娠期から産後までずっと伴走してくれるので、誰も取りこぼされずに安心して子育てをすることが出来ます。

せめて、妊娠中の間に産後起きうる心身の変化や生活の変化、産後に過ごし方、行政サービスの利用法などを全ての妊婦とそのパートナーにレクチャーしてほしいのですが。マザークラスは内容的に情報が少ないですし、平日にしかやっておらず、自由参加なので参加しているのは全初産婦の6分の一です。
ファザークラスは存在しないので、父親への情報提供提供はありません。
唯一ある両親学級の参加者は全初産婦の3分の一で、業者が多く入っていて公共のものとは思えないようなものです。

☆☆☆提案してきました☆☆☆

☆将来的には保健士、助産師などの人員を確保することが大切ですが、プロではなくても産前産後の知識をつけた市民の力を借りて、リトルのファミリーサポート事業のような形で子育て家庭への訪問などのアウトリーチが可能だということ。
☆父親への支援として、ファザークラスや父親のための料理教室の紹介。
☆妊娠中から夫婦での学びが大切だということ。パートナーシップ講座、夫婦で参加できるマタニティヨガの紹介。
☆西宮子p育て世代調査の結果、半径1.5キロ圏内の支援が必要だということ。【あなたのための報告書】より
☆市の委託を受けているヘルパーは普段は高齢者の介護に入っていて産前産後に特化していないので学びの機会を作るか、他の事業所を増やす必要がある。子育てサポーター養成講座の紹介。

リトルでは行政サービスからこぼれ落ちた部分を補完するような企画をし活動を広げてきました。もっともっと提案したいことだらけですが、30分という限られた時間しか時間を取ってもらえず、時間オーバーでここまでとなりました。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆

今後も当事者として、当事者の生活に入りサポートしている立場の市民として、現状を伝えに行く予定です。

次回は6月9日㈫11:30~です。
リトルの会員さんでしたら一緒に参加してもらえますのでお声かけくださいね。

石井市長!
忙しい中、お時間を頂きありがとうございました。
6月も宜しくお願い致します!

事前に提出した資料
趣意書