【開催報告】地域子育てサポーター養成講座⑧地域活動をすること

1/21㈭は地域子育てサポーター養成講座第8回「地域活動をすること」を開催しました。

講師はa little 理事長のさかぐちゆうこでした。

この講座は、「家事サポートをしたい」とか「a littleのことをよく知ってる」ということではなくて、

「なにかしたいなあ」
「なにかできるかなあ」

と思っている人に向けて、地域活動の入り口になればと思い開催しました。

6年前に立ち上げた時に私が立っていた入り口

なにかしたいような
でもふみこむのは怖いような
そんなあの時の私のような入り口にいる方に向けて。

当日の参加者はa little の家事サポートのSPさんや会員さんでしたが、
おたがいがなぜこの活動に関わろうと思ったのか、考えシェアする時間になりました。

講座の多くの時間を
「どうしてそんなにお金にならないことを何年もできるの??」
とさかぐちがよくされる質問に答えるように、話が進みました。

幼いころにあった地域の大人の目
18歳で経験した阪神淡路大震災とボランティア活動
障がい者の自立生活活動
など、さかぐちがこれまでに関わった活動のなかで

自立=迷惑をかけないことではなくて

自立=何をしたいか、何を好むか、誰と会うか、それらを決めて伝えられること

という気づきにいたった過程を聞きました。

「地域活動とはなにか?」には
「自分の人生の理想と現実のギャップを自ら埋めるもの。
自分のための活動」

「なんでできるの?」には
「自分のためやから」

そんな言葉や
講師のこれまでのstoryを聞きながら、
参加者ひとりひとりが
「自分が今ここにいる、今の自分にインパクトを与えた経験はなんだろう」
そんなことを考える時間になったのではないかと思います。

講座後半で話してもらったひとりひとりの感想はどれも、
それぞれのstoryが語られ、
a little の活動って、
活動しながら自分のこれまでの経験を振り返っているよなあ
誰かの話を聞きながら、自分のことを考え、
自分のことを話しながら、また自分の言葉にならなかった言葉を知る
そんな活動だなあ、と思いました。

関わるいろんな人の
「自分で決めたこと」
「自分で決められなかったこと」
そんな話を聞きながら、
自分のもつ凝り固まった枠に気づき、
遠慮して本来の力を発揮できていなかった人が、
関りの中で力を取り戻していく
そんな活動。

誰かのためにしているようで、
まずは自分のための活動、
でもそれがやっぱり誰かともつながっている。
それが地域活動、市民活動なのだと、参加者が共有する時間になりました。

そろそろ今年度の地域子育てサポーター養成講座も終わりが近づいています。

第9回は2/10㈬10:30-12:00
「お産後1か月の母子」について、助産師の森田輝さんにお話しいただきます。
https://alittle.sakura.ne.jp/wp/archives/3151

ご参加お待ちしています。

(kyoko)