0歳からのクラシックコンサートで手話通訳。

今回の0歳からのクラシックコンサートでは、司会や演奏者のMCのときや絵本の読み聞かせで「手話通訳」していただきました。同時に、床に「磁気ループ」を設置し、マイクを通して、聴覚障害者の補聴器に音を直接届ける仕組みも用意しました。(ボランティアの方が好意で準備してくださいました)初めての試みでしたが、準備し当日に臨み、学ぶことは沢山ありました。

今回、手話通釈者に来てもらうことになったのは、聴覚障害のある方からご要望があったからです。健常者であるお子さんが何を聞いているのか、楽しんでいるのかを知った上で一緒にコンサートを楽しみたい。そんな気持ちだったのかもしれません。お子さんと同じ空間に同じ時間一緒にいて、音や絵本の楽しさを共有することが、この時間だけではなくて後あとの親子の会話にもつながります。それは、すべての親子に必要なことなのだろうと思います。

その保護者の方からの要望がなければ、障害のある保護者が子ども達とどう関わっているのかを考える機会を持つことはほとんどありませんでした。ましてや、a littleの活動の中で障害のある親や子ども達に向けての準備を整えることもなかったです。本当であれば、もっと早く気づくべきだったことかもしれません。


最近、飛行機に入る階段式のタラップを下半身不随の男性が自力でのぼるという出来事がありました。(誤解がないように説明する自信がないので詳しい説明は省きます)日常の中で、障害者も一緒に暮らしているということ、また、障害者にも健常者と同じように旅行や音楽を楽しむ権利があり、そのために社会が準備しておかないといけないということを考えさせられました。

一つの社会の中には、いろんな状況の人が一緒に暮らしていることを知り、何に困っているのかを知しりたいです。a littleのメンバーの経験だけでは、気づかないことばかりです。そんな時には、ぜひ、教えてください。一つずつ知ることで、私たちが変わり、社会が変わり、人は暮らしくやすくなると思います。(yoko)

次回のクラシックコンサートは12月に予定しています。また、手話通訳者に来てもらう予定にしています。また沢山の方に楽しんでいただきたいです。

a littleについてはホームページをご覧ください。

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