【開催報告】NPO法人設立パーティ―

12/15(日)はらっぱ保育所をお借りして、
午前中は任意団体a littleの解散総会を開催。解散の手続きを終え、無事、NPO法人a littleへ移行することができました。


午後は、NPO法人 a little 設立パーティーに30名以上の方が集まってくれました㊗️

総会後のランチタイムでは【人生の目的】について語り合いました😆

武庫之荘の「ももかふぇ」のお弁当と共に。

フリータイムではピアノやギターの演奏、プロのシンガーソングライターによる演奏。

会員の純子さん。讃美歌を奏でて出てくれました。
運営スタッフの恭子さん。あいこのカブトムシを熱唱。
シンガーソングライターの村上さんが弾くクリスマスソングに、子ども達がノリノリでした。

ヒンメリ作りワークショップに無花果ケーキとコーヒーの販売。

それぞれの得意を生かしてお祝いしてもらいました☺️

私からはNPO法人になった経緯や思いなどを挨拶させてもらいましたので紹介します

本当にありがとうございました❤️

本日はa littleの設立パーティーへご参加くださりありがとうございます

a littleを立ち上げたのは5年前になります
その時メンバーは10人ほどでした

今はマタハラなんていう言葉がありますが、当時集まったメンバーの中には妊娠出産の時期に不本意な形で仕事を離れたという経験を持っている人もいました

そういった肩叩きに合わずに、これと言う資格ではなく、私たちの生きてきた全てがキャリアになり、社会の役に立つ仕事を作ろう!
と話していました

『何がしたい』
のではなく
『そんな私たちで何ができるのか?』
と真っ白な状態からのスタートでした

まずしたことは「産前産後に安心して行ける場所、本音で話せる場所がなくて困ったよね 」というところから、小さなこども連れでリラックス出来て、安全な食べ物が食べられるカフェをしようと“ワンディカフェ”から始まりました

そこから賛同して協力してくださるみなさんが増えて、今は100名ほどの大所帯になりました

私たちの活動のミッションは

【誰もが自分らしく生きられる社会を作ろう】

という壮大なものです

a littleなんて名前なのに

そんなこと出来るんでしょうか?
そもそも自分らしいってなんでしょうか?

自分らしいとは、ありのままでいられる

ともいいます

ありのままでいられる

って何でしょうか?

それは違和感
性別や人種、年齢、地域によって差別がないことでもあるし、あらゆる不公平感を感じずに心地良く生きていけること

かもしれません

差別や不公平感とは人と交わることで感じるものです

自分らしく

ありのままで

というのも同じだと思います

リトルの活動は、それぞれが生きてきた中で、生きづらさを感じた経験、何かを制限しないといけなかった経験を通して、今まだ社会に足りないものを私たち自身で作っていこう

補いあい、助け合うことで、自分らしさを取り戻してエンパワーメントしていこう

というものです

それは、ただ力をつけるということではなく

つながっていくことで、その人が社会的に制限されていた元々持っている力を発揮し、社会を変えていく力を作り出していくということです

ここにいるみなさんは違うと思いますが、『わたしはなにも困ってないよ、そんなに悪い社会じゃないよ、わざわざそんな考え方どうしてするの?』

という考え方を持っている人もいます

それはもしかしたらラッキーな境遇なのかもしれませんし、自分や他人の生きづらさに気づいていないだけなのかもしれません

目を開けば、あちらこちらにお困りごとは溢れています

個人の問題だと放置されることが多いように思いますが、それはその人だけの問題ではないことの方が多いように思います

社会の構成員である私たちが引き起こしていることでもあるからです

逆に私自身のお困りごともそうです

それも社会システムや個人の考えによって作り出されているものでもあります

リトルを通して私たち自身がどんな生き方をしたいのか?とよく考えることになりますが、大切にしていることは“個人の問題は社会の問題とつながっているんだ”ということです

それを活動を通して、ひしひしと実感しています

例えば産後うつです

産後うつになったのはその人のせいでしょうか?
産前産後にしっかり心身を休めれる環境がなく、助けてくれる人や相談できる人がいなくて、夫は仕事で忙しく、一人で家事子育てをしないといけないプレッシャーに押し潰されそうな日々…自分らしさなんてどこにも確保できない生活のなかで、鬱にならないなんで難しいくらいです

妊娠中、心身を守れる働き方が出来たら違ったかもしれません
男性が家庭生活にもっと参加できるような働き方が出来るような社会だったらどうでしょう?
子育ては女性がするものだという固定概念もまだまだあります

社会から一度離れて戻れる場所かあるんだろうか、との不安も妊娠と同時に抱えています

赤ちゃんを迎えるいう
人生のなかでももっとも幸せだともいわれるこのステージで
安心してこどもを迎えられないのは個人のせいではなく社会そのものの問題です

一人の人が、その人らしく力を発揮できる環境を作るのは本当に果てしなく解決しないといけないことが沢山あります

だからそんなたいそうなことを言ってどうするんだ?と思われるかもしれません

でも私たちには出来ることがあります

一人一人に寄り添ってどうしたら解決できるのか一緒に考えるということです

寄り添ってもらえると人は勇気が出ます

それがエンパワーメントすることにつながります

そして社会に対して問題定義をして変化を促すことです

またまたたいそうに聞こえるかもしれませんが

マイクを持って路上で訴えるということではありません

もちろん行政にたいし意見を出すこともしていますし、市長との懇談会などもしています

それと同時に私たち一人一人が気づいて周りの人たちに問題があるんだということを広げていくということが出来ます

誰かを一人にせずに自分に引き寄せて考えていくことが出来ます

リトルの活動は分かりやすいものではありませんが着実に仲間が増えています

また助成金をもらったり、行政とのつながりも増えてきたことで、社会的な責任や期待も増えてきました

そろそろ任意団体として活動することがフィットしなくなってきたなぁと感じるようになってきました

一年ほどかけて運営メンバーで意見交換を重ねてNPO法人を設立することに決めました

形は変わりましたが私たちの大切にしているものは何も変わりません

会員さん100人に対して運営メンバーは6人、活動メンバーを含めても10人ほどです

直接的に活動に参加することが出来ない方の方が多いですが、みなさんの存在は確実に私たちをエンパワーメントしています

信頼して応援してくれる人がいると勇気が湧きます

本当にありがとうございます

今月のメルマガで特集した“会員さん50人に聞きました!”ではご協力ありがとうございました

https://alittle.sakura.ne.jp/wp/archives/1794

皆さんも読んでいただけましたか?

リトルの活動がどのようにみなさんとつながっているのか知ることが出来て本当に嬉しかったです

法人になっても少数の意見を大切にして丁寧に活動を進めていきます

出来れば事務所が持ちたいなぁ
労働の対価としての時給の支払いが出来るような事業収入を作り出せたらなぁ

なんてことも考えています

みなさんの知恵をお貸しいただき少しずつ成長していきたいと思います

これからも一緒にリトルを育ててください!

どうぞよろしくお願いいたします

代表
さかぐちゆうこ

a little HP
https://alittle.sakura.ne.jp/